「いとこの兄さんがドライブに連れてってくれるんだ。みんなで行こう」「わーい、やったー」「あ~でもこの車4人乗りなんだ。だからのび太はダメ。じゃあね~」
…おいスネ夫、これっていいのか?
こんな話もある。
スネ夫の家でみんなで涼しい風を楽しんでいるとスネ夫が「なんか風が生ぬるいな。誰かひとり多いんだ」「まーた始まった!」と怒るのび太。「帰るよ。帰りゃいいんだろ」とのび太は帰った。(そうしたらしずかちゃんも帰った。)
昔は「まーたスネ夫の見せびらかしが始まった」と思っていた。そして、その後ドラえもんがひみつ道具で解決してくれた。だから読者もスッキリしていたけど…
スネ夫、お前のやっていることは、れっきとしたいじめじゃないのか?
直接、または遠回しに「のび太だけ帰れ」と仲間はずれにしている。もしドラえもんが解決してくれなかったら大問題だぞ。
大問題といえばジャイアンもそうだ。特にジャイアンのコンサートはドラえもんも頭を悩ます問題だ。
「おそ田アメ」というひみつ道具の回がある。これをなめると、アメをなめた人の声が遅れて聞こえる。これをコンサート前のジャイアンに何粒かなめさせ、ジャイアンの声が聞こえないようにした。ところが…
夜中になってジャイアンの歌声が町中に響き渡った。「何だあの歌声は」「こんな夜中に迷惑な」「ジャイアンという奴が歌っているらしい」とご近所さんが夜中に起きて騒ぎになっていた。
ジャイアンの歌は、ジャイアンのお母さんが「近所迷惑な歌」と公認している。こんな事が繰り返すと、ジャイアンは騒音公害とか迷惑禁止条例違反とかで刑事か民事で訴えられるんじゃないかと心配になる。
昔はアハハで済んていた事も、現在では笑い事じゃない事がドラえもんの世界にはあるなぁ。
最後に、90年代後半のお笑い番組で芸人さんがやっていたネタを紹介する。
「エーンエーン、ジャイアンにいじめられた。なんとかしてよドラえもん」「しょうがないなぁのび太くん」パンパカパーン「腕利きの弁護士〜」「違うだろ!」
現代だったら、違ってないかもしれない😓