にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

アンパンマンの世界は、事情があっても受け止める

アンパンマンの世界には、様々な事情を抱えたキャラがいる。

例えば、メロンパンナちゃんの姉ロールパンナちゃん。彼女は良い心を持って生を授かるはずだった。しかし、バイキンマンの策略で悪い心も植え付けられてしまう。このためロールパンナちゃんは普段は優しい子なのだが、バイキンマンの策で悪い心が発動してしまい、ブラックロールパンナになってアンパンマンを攻撃することがある。(ただし、バイキンマンみたいにお菓子よこせ〜みたいな行動はしない)

心ならずも自分は悪い事をしてしまう。そのためロールパンナちゃんは妹と離れて孤独に暮らしている。

しかし、それでもメロンパンナちゃんはお姉ちゃんが大好きだ。アンパンマンジャムおじさんたちもロールパンナちゃんを気にかけている。アンパンマンはたとえ自分が攻撃される事があっても、ロールパンナちゃんの事情を受け入れている。


それから、ちびおおかみくんというキャラもいる。彼は満月を見ると巨大なおおかみおばけになって暴れまくってしまう。模型の満月でもおおかみおばけになってしまうので、バイキンマンに模型の満月を見せられて暴れてしまう事もある。

しかし、ちびおおかみくんも周囲に受け入れられている。「暴れてしまう事もあるけど、根はいい子だ」とちびおおかみくんと遊んでいる。


こういうこと、私たちはできるかなぁ。
アンパンマンの世界では、ロールパンナちゃんやちびおおかみくんと初対面で、暴れる現場を目の当たりにしても、「いっしょに遊ぼ!」と受け入れるけど、私はちょっとビビってしまいそう。

アンパンマンの世界は、大人にも考えさせられることがいっぱいあるのだ。