にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

ケンカをどう小さな子どもに伝えたらいい? プリキュアを見て思うこと

プリキュアを見ていると、「プリキュア同士がケンカをする」というシーンは、あまり無い。(変身前後を問わず)これは、過去作品の苦い経験があるからと思われる。

歴代プリキュアシリーズの映画2作品目である「ふたりはプリキュアMAXHEART 雪空のともだち」で、敵に洗脳された状態とはいえ、キュアブラックキュアホワイトが同士討ちをしてしまうシーンが流れた。
すると、観に来ていたお子さまたちが大泣き😭という事態になってしまった。
それ以来、プリキュアの同士討ちは無くなった。(これは、プリキュア対悪のプリキュアに構造を変える)

そして、テレビ版でもプリキュアたちがケンカするシーンは歴代プリキュアでも数える程度になった。
ケンカのシーンが無い訳ではない。例えばプリキュアプリキュアでない人がケンカしている。(今シーズンのプリキュアでは、キュアフラミンゴ・あすかと生徒会長の白鳥さん)あと、プリキュアとパートナーの妖精がケンカする話もある。

しかし、プリキュア同士はケンカをしないのだ。
これっていいのかな?と思う。

プリキュアは小学校に入る前の子ども達がメインターゲットだ。でも、この年ごろの子ども達だって、仲良しの子とケンカになることはある。
そんな時にプリキュアから「プリキュア同士だってケンカするんだよ」「でも、仲直りできるよ」ってメッセージが送られたら、勇気がもらえるんじゃないかなぁ。

それと、「プリキュアは仲間同士でケンカをしない聖女」になっていってしまわないかが心配だ。
プリキュアだって普通の女の子。ときにはケンカだってするよ。
でも、大丈夫。仲直りできるから。そんなメッセージが送れる作品になってほしいなと願っている。