にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

知ってほしい、「全般性不安障害」という障害

不安。それは誰しも持つもの。
しかし、不安が度を過ぎてしまい生活に支障をきたしてしまうことがある。それが、不安障害。

不安障害にもいろいろなタイプがあるが、私が抱えているのは「全般性不安障害」。ご近所さんのことから世界のどこかのニュースまで、あらゆることが不安のタネになる。

今いちばん不安のタネになっているのは「除菌・抗菌」。私は潔癖症でもあるので、1日の手洗い回数はハンパない。
それなのにテレビCMで「外から菌を持ち込んでいる!そんな時に○○!」なんてCMを見ると「本当に菌が入ってくるかも…」と不安になるので、チャンネルを変えている。

ときには他人の言葉で新たな不安が生まれることがある。
精神科の先生と話していて、先生がなんのけなしに「◎◎は怖くないの?たくさんの人が触るけど」と聞かれたことがある。
今まで◎◎は怖くなかったが、その言葉で「…あれ?そういえば◎◎って大丈夫なのか?」と不安になり、◎◎が使えなくなったこともある。

さらに、「不安なのが当たり前」なので、「不安が無い状態が不安」になったりもする。
今不安じゃないけど、これって本当に大丈夫なのか?そんな不安に駆られることもある。


今いちばんの不安は「世界がどんどん縮んでいく」ことだ。あれが怖い。これが怖い。外へ出かけても「あの店の店員さん、手荒れしてたから行きたくない」ということが多々あって、行動範囲が狭くなっている。どんどんどんどん縮んでいく世界に私は怯えている。