にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

ぼっちを恐れないで🙂

入学式、新学期の季節。心配なのは「友達できるかな…」という人も多いと思う。

そんな人に私は言いたい。

ぼっちを恐れないで🙂

 

ぼっちを恐れる気持ちは分かる。学生時代、家と学校は「世界のすべて」だ。そこで友達がいないのは、世界からのけものにされたような感覚になる。それに「友達がいない→かわいそう」と思われるのも辛い。ある人は大学生時代ぼっちと見られるのがイヤで、昼ごはんをトイレの個室で隠れて食べていたそうだ。

それでも私は言いたい。

ぼっちを恐れないで🙂

 

クラスに馴染めるか不安かもしれないが、実はクラスがあなたに合ってないこともある。こればかりは神様のルーレットだから、あなたの責任ではない。私も、自分に合ったクラスは中学三年生と高校二年生のクラスと思っている。高校一年生の時はクラスに友達と言える存在がいない時に春の遠足を迎え、グループ行動のグループは、話しかけられる子たちのグループに、おそるおそる入れてもらった。

 

友達がいない苦労はあった。でも私はひとりぼっちを恐れなかった。私は、進学するたび、ひとりからスタートしていた。小学校はイジメにあった。中学は友達出来たけど、高校進学で友達と離れ離れ。高校でまた友達出来たけど、大学進学でまた離れ離れ。ひとりぼっちに慣れていたのかもしれない。

 

そして大学生でひとりぼっちの最大の魅力に気がつく。

「誰の目も気にせず、好きな事ができる」

 

大学は自分で受ける授業を決める。すると、授業が午前中だけとか、次の授業まで2時間有るとか、時間が余るのだ。私は東京の大学に進学したこともあり、この余り時間を、博物館や美術館巡りに使った。最初は土日に博物館に行っていたが、土日は混雑する。だから空いてる平日に行っていろんな美しいものを見るのが楽しかった。銀座や日本橋のデパートで展示会をやっている時は(服装気をつけなきゃ…)とドキドキしていたのも懐かしい思い出。私はひとりぼっちを楽しく満喫していた。(ちなみに、東京都庭園美術館は女性のココロをくすぐるステキな展示が多かったのでオススメです)

 

学生にとってひとりぼっちは恐い。でも、ムリして人気者のグループに入り、素の自分と違うキャラを演じるほうが私には苦痛だ。それよりは好きな事を堂々と楽しむほうが豊かだと思う。

 

最後に、人でも物でも体験でも、良き出合いがあるよう願います。