にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

スパゲッティとパスタ

「スパゲッティ」と呼ばれていた食べ物が「パスタ」と呼ばれるようになって幾久しい。「スパゲッティカルボナーラ」じゃなくて「カルボナーラパスタ」と呼ぶほうが多いし、「和風スパゲッティ」よりも「和風パスタ」のほうが、しっくりくる。

しかし、これは「スパゲッティ」だろうというのも残っている。「ミートソース」と「ナポリタン」だ。
「スパゲッティミートソース」を「ミートソースパスタ」と言うと、なにか違和感がある。
「スパゲッティナポリタン」も「ナポリタンパスタ」にすると、変にきどった感じがする。

「パスタ」という言葉が定着する以前からあった「スパゲッティミートソース」と「スパゲッティナポリタン」。やっぱりこれが落ち着くなぁ。


そういうことでは「ホットケーキ」と「パンケーキ」もおなじかもしれない。
「パンケーキ」は、「お店で食べる分厚くてふかふかしたもの」で、「おうちでつくる平べったいもの」は、やっぱり「ホットケーキ」だと思う。


新しい言葉が定着する前からあるものは、昔のままのほうが落ち着く。そう思うの、私だけかなぁ🤔