にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

戦隊ヒーローのブルーさんの役割

戦隊ヒーローの2番手、ブルーさん。(戦隊によっては違う場合もあるが、ここではこう書いておく)彼ら彼女らには大切な役目がある。
それは、「1年間の戦いを通して、レッドに言うべき一言を言う」だ。

それがはっきり分かるのが、現在東映特撮ユーチューブで配信中の「烈車戦隊トッキュウジャー」だ。ちょうど、今週配信分のストーリーでそれがはっきり分かる。

なお、この先ネタバレになるのでご注意いただきたい。それから、トッキュウジャーは1号・2号で読んでいるが、分かりにくいので、レッド、ブルーで呼びます。









いよいよ敵の本拠地へ乗り込む事になったトッキュウジャー。しかし、レッドに大きな危機が迫っている事も判明した。それでも、レッドは自分も行くと言う。
普段からレッドは自由人で、周りのみんなもそれを分かっていた。(それに、結果それで良かった場合が多い)
しかし、今回はみんな引き止めた。最後にブルーが言う。「たまには僕らの言う事聞いてよ!」


おお〜、このセリフ、ブルーが言いましたか…そう思いましたよ。
いつもレッドを止めるのは、姉御肌のイエローかクールなグリーンだが、この2人では「いつものたしなめの延長」に聞こえてしまう。ピンクは強くものを言えない性格だし、追加戦士のオレンジもいろいろな事情で反対できない。
残るはブルーなのだが、トッキュウジャーのブルーは優柔不断なキャラだ。その彼がキッパリと「今回はダメ!」と言ったことで、レッドに起きているのは重大事なんだと伝わった。

そうか、これがブルーさんの役割なのか。そういう目で戦隊ヒーローを見ると、他の戦隊でもブルーさんが「1年間を通じてレッドに言うべき一言」を言っている。ただの2番手ではなかったんだ…

ちなみに、トッキュウジャーのブルーは、この先もう1回重大なセリフを言ってくれる。これ以上は言えません。