にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

大学受験 スランプから脱出できなかった話・1

大学受験、スランプに陥ることはありますね。
さまざま対処法はあるかと思います。

しかし、私はスランプから脱出できないまま受験本番を迎えました。
その経験をお伝えしようと思います。それが、誰かの役に立つことを願って。



あれは一学期の期末テストが終わった日。「テスト終わった~」なんて開放感にひたる間もなく、私は勉強机に向かいました。
私は文系ですが化学も専攻していたので、今日は化学をやろうとしました。

問題集を開き、ノートを開いてシャーペンを手に取った。

…あれ?
そこから身体が動かないのです。

私は、勉強は自分から進んでやるタイプでした。親から「宿題しなさい」と言われた覚えがないほどです。勉強ができなくなるなんて初めての経験でした。

疲れているのかな?とりあえずノートを閉じてその日は休むことにしました。

その時は一過性のものだと思っていました。しかし、これが受験まで続く長いスランプのはじまりだったのです。(続く)