にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

女のコの友情って難しい・2

なんでトイレまで集団で行くんだ?

女子の友達グループでよくあるのが、休み時間ごとに友達グループ全員でトイレに行くこと。
私がいたグループではそんなことしなかったけど、本当にこれをしているグループが存在した。
私はこれを密かに「トイレの友情」と呼び、忌み嫌っていた。

トイレのタイミングなんて人それぞれだし、トイレに行くという行為くらいで「友情を試している」ように見える。なんか、すごく窮屈だなぁ。

女のコの友情って、「いつもいっしょ」がいつのまにか「強制」になっていることがある。トイレの友情は、その象徴だと思う。
それぞれに事情があって、いっしょにできない時だってあるのに、「いっしょなのが友情の証」と「強制」するのだ。

以前聞いた話では、「いっしょにトイレに行けば、悪口を言われる心配がないから」トイレの友情をしている人もいるらしい。
そんなにオドオドしながら続ける友情って一体…なんなんだろう?

私はいじめを経験したし、中学から高校ヘ、高校から大学ヘ進学するたびに、仲良しの友達と別れる経験をしてきた。そのため「ひとりになる」ことに恐怖心がない。だから、トイレの友情を批判的に見つめられるのだろう。

しかし、世の中には「ひとりぼっち」略して「ぼっち」を極度に恐れる人もいる。その人たちにとってトイレの友情は「死活問題」なのだろう。

私はオドオドしながら友情を続けるほうが辛いが…