にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

なんだ、スマートじゃなくていいのか はじめてのスタバ

田舎から東京の大学にやってきた私。行ってみたいけど勇気が出ない店があった。

それがスターバックスコーヒー。そう、スタバだ。

住んでいた寮の近所にスタバはあったが、行く勇気がなかった。「ああいう店って、スマートに注文できないといけないんでしょ?」そんな先入観があって行けないまま2年が過ぎた。

 

そんな私に救いの手が現れる。

よく聞いていたラジオ局とスタバがコラボキャンペーンを始めた。ラジオ局のウェブサイトからコラボメニューのページをプリントアウトして、それを見せれば欲しいメニューが買える。(当時はスマホが無かったので、こういう仕組み)

これならスタバに行ける!私はさっそく大学近くのスタバに行った。

 

そして何度かスタバに行くようになって気がついたことがある。

メニュー表をじっくり見てから注文する人もいるのだ。そういう人はレジから離れてメニュー表を見ている。

 

なーんだ、スマートじゃなくていいんだ。

私は気が楽になって、他のメニューも頼めるようになった。

 

もしかして私みたいに、都会ではスマートに行動できないといけないと思っている人はいるかもしれません。でも、スマートじゃなくていいのです。

 

ちなみに、スタバに行けるようになった私は、フラペチーノが好きになった。大学のゼミで発表があると、資料を調べたり、プリントを作成したり忙しい。なので、発表が終わったら、大学近くのスタバに行ってフラペチーノをトールサイズで買って、大学構内の景色の良いところヘ行き、ひとりお疲れさま会をするようになった。その時のフラペチーノは美味しかったなぁ😊

老いるとは、赤ちゃん返りすることなのかな…

老いるとは、赤ちゃん返りすることなのかな…

 

私の父は1年前、屋根に布団を干していた時につまづいて背骨を骨折した。そのせいで、今はまっすぐな姿勢で歩くことができない。

さらに、今日父と母の会話が聞こえてきて、父が「寝返りできない」と言っていた。

 

まっすぐな姿勢で歩けない。寝返りできない。なんか、赤ちゃんに戻っているようだと思った。

 

しかし、赤ちゃんと老いた人が違うのは、「老いた人は自分の身体が自由に動かせたことを知っている」ことだ。

 

赤ちゃんは自分の身体の動かし方をまだ知らないが、老いた人は自分の身体を自由に動かせたことを知っている。しかし、今はそうでないため、塞ぎ込んだり愚痴を言ったりする。

 

困ったことに、我が父はそれが怒りになってしまう。

 

父は普段離れにいるが、たまに母屋のメンテナンスにフラッと現れることがある。

私はうつ病で、親に対して申し訳ない気持ちがある。さらに潔癖症で、親が平気でゴミ箱に手を突っ込むのがイヤなのだ。そのため、親とあまり顔を会わせたくない。

だから、フラッと父が現れるとパニックになるのだ。

 

母屋にくるときは事前に教えて欲しい…そう伝えたら、最初はやんわり「できません」と言っていたのが、次第に怒り出した。

「父ちゃんだってやっとやっと身体を動かしているんや!若いお前がガマンしろ!!」

 

若いお前がガマンしろって…

 

私だって、うつで苦しいんだよ。11月に体調が悪化して12月は一歩も外に出られなかった。今やっと回復してきたけど、できないことはまだまだある。苦しいのは、あんただけじゃない。と言ってやりたいが…

 

私は今でも親に怒られるのが怖い。親の怒り口調は圧が強く、魂にキズがついてしまい、心が凍りついてしまうのだ。だから言い返せなかった。

 

ふと、アリスのチャンピオンの「君の年老いた哀しみを見た」というフレーズを思い出す。父は若き日に見た「ヨボヨボのジジイ」に自分がなってしまった哀しみもあるのだろう。

でも、うつ病の私が気を使わなければいけない状態…不公平感が拭えない。

アファメーション やってみて思うこと

最近のマイブームはアファメーションアファメーションとは、肯定的な言葉を発して、自己実現ヘ向かう方法です。

 

例えば「ありがとう」といった単語から、「私はお金を充分持っている」など具体的な内容の言葉までいろいろなアファメーションの方法がある。ユーチューブでは、「ありがとう」を1000回言っている動画(動画と言っていいのかわからないが…)もある。

 

今回はアファメーションの詳しい方法は語りません。やってみて思うことを書きます。

 

私は「ありがとう」とか「大丈夫」という単語を発するアファメーションをしている。具体的なものは口にしても「今そうなってないじゃん…」となってしまうので、簡単なものから始めた。

 

アファメーションは紙に書き出すことが重要らしい。そして口に出すこと。

 

でも、「他人に言って欲しい」と思う言葉もある。

例えば「私はあるがままで価値がある」。うつ病だと自分に価値があるように思えなくなるのだ。自分でこの言葉を言っても、ウソくさい感じがしてしまう。

そういう時、動画で流れる言葉を聞くと、優しく励ましてくれる感じで、体に染み込んでいく。アファメーションは自分のちからだけでなく、他者のちからを借りてもいいんだと思う。

 

いや、人生は他者のちからを借りてもいいんだよ。キミは自分ひとりでなんとかしようともがき過ぎだ…頭の中で誰かがささやいた。

自分の体調の天気予報がほしい

私はうつ病を患っている。

うつ病は体調が良くなったり悪くなったりを繰り返し回復する。振り子が触れるようなもので、振れ幅が小さくなったら回復だ。

 

最近の私は、1日の中でも振れ幅が激しい。

朝は元気がなくて起きるのを頑張る。

エンジンがかかると動ける。

しかし、一仕事終わってフッと気が抜けると、どっと疲れが出てくる。

 

また、お出かけすると体力回復に1週間くらいかかる。

このところ、昨日は調子良かったのに、今日は元気が出ないということもある。

 

週末出かけたいけど、出かけられるかなぁ。

 

体調に振り回されるのも疲れるので、自分の体調の天気予報がほしいなぁと思ってしまう。

 

人生から今日の体調まで不確実なものばかりで、何か確実なものがほしいのかもしれない。

優しさとは…プリキュアが教えてくれたこと

現在放送中の「ひろがるスカイ!プリキュア」その中で「優しさ」について何度も書かれている。

 

キュアプリズムに変身するましろちゃんは、優しい女の子。でも、将来の夢や目標はまだ無く、ヒーローという夢に向って鍛錬を積むソラちゃんや、空を飛びたいと努力するツバサくんに対し、「自分は…」という思いを持っていた。

 

しかし、ソラもツバサも、ましろの優しさは素晴らしいと思っている。

「空も飛べないし、身軽でもない。そんなお前に何が出来る?」とましろをあざ笑う敵に対し「それは違う!」とソラとツバサはきっぱり言う。

ソラもツバサもスカイランドという異世界の出身なのだが、ましろはソラにスカイランドをイメージした雲のパンを作ってあげた。ツバサがプリキュアになったときは、お祝いパーティーを企画し、ツバサの思い出の料理を作ろうと奮闘してくれた。

そんなましろの優しさは自分たちを照らしてくれる。ふたりはそう言うのだ。

 

また、ましろの幼なじみ、あげはさんはこんなことを言っている。

小さい頃親の転勤で引っ越しが決まった時、「そんなのイヤ!」とあげはは家出をした。そんなあげはを迎えにきたましろは「お手紙書くよ。電話もするよ」と励ます。「寂しくないの!?」と言うあげはにましろは「寂しいよ。でも私が泣いたら、あげはちゃんもっと泣いちゃう」

あげははその時「本当に優しいって、強いんだ」と感じたと、ましろに言っている。

 

 

私は、自分は優しい性格だと思っている。しかし人生でいろんな経験をする中で「優しいって損をするだけ」と思っている。

優しいと「アイツはいじめても抵抗しない」といじめのターゲットにされてしまう。

働くと、理不尽な思いをしたり、無茶な要求をされたりする。でも、優しい人は「仕事だから…」「お客様だから…」と我慢して、辛い気持ちを吐き出すことをしない。そうして自分が壊れていくことがある。

大人は子どもに「優しい人に育ってほしい」と願うけれど、優しいって損をするだけじゃないか…。そう思っている。

 

でも、プリキュアは優しさを肯定してくれた。優しいは強くて、人の心を照らしてくれる、と。

優しいましろちゃんは、これからどんな成長を見せてくれるのだろう。

自分を花に例えると…

「自分を花に例えると、何ですか?」私が大学生時代、就活でよく出される質問だった。(今もそうなのかな?)

よくあるパターンは「ひまわり🌻です。夏の暑さという試練に耐えて花を咲かせ、周りを明るくします」次の人が「かすみ草です。自分は目立たないけれど、周りの良さを引き立てる力があります」となり、3番目以降の人が回答に困ってしまう…というもの。

 

 

私は花に例えると何だろう?考えて出てきた答えは「ツツジ」。

 

私は、他人に理解されるのに時間がかかる。別に壁を作っているわけではないのだが、私が素直に言ったり行動したりしても、相手に私の真意がうまく伝わらないのだ。

私には大学生時代からの親友がいる。彼女とは違う大学に通っていたが、会社経営の学生寮に一緒に住んでいたので、いつも顔を合わせる仲だった。その彼女ですら、初対面から1年経つ頃になって「やっと藤子のことが分かるようになってきた」と言っていたのだ。

そんな自分が、春に遅れて花を咲かせるツツジみたいだなと思う。

 

一方で、ツツジは低木で、小さな子どもでも花を近くで見られる親しみやすい花だ。その点は親しくなったらずっと相手と親しくできる自分と似ていると思う。

 

 

みなさんは、自分を花に例えると何ですか?ひまわりとかすみ草以外で考えてみてください😁

やりたいことが無いときは

春。もうすぐ新年度ですね~。

新しい生活を始める方も多くいるでしょう。

 

その一方で、「やりたいことが特に無い」という方もいると思います。そんな時はどうしたらいいのでしょう?

 

以前ラジオで、シンガーソングライターのスガシカオさんがこんなことを言っていたので紹介します。

 

 

やりたいことが特に無い時は、お金を稼ごう。

やりたいことが見つかったとき、必要になるのは、お金。やりたいことが見つかったときにすぐ動けるように、お金を稼ごう。

 

うーん、なるほどと思いました。

私は今、うつで働けないけど、スガシカオさんの言ってることは納得です。

確かに、やりたいことが何であれ、お金は必要!やりたいことが見つかる日がいつ来てもいいように、お金を稼ぐ事は大切です。