にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

なんだ、スマートじゃなくていいのか はじめてのスタバ

田舎から東京の大学にやってきた私。行ってみたいけど勇気が出ない店があった。

それがスターバックスコーヒー。そう、スタバだ。

住んでいた寮の近所にスタバはあったが、行く勇気がなかった。「ああいう店って、スマートに注文できないといけないんでしょ?」そんな先入観があって行けないまま2年が過ぎた。

 

そんな私に救いの手が現れる。

よく聞いていたラジオ局とスタバがコラボキャンペーンを始めた。ラジオ局のウェブサイトからコラボメニューのページをプリントアウトして、それを見せれば欲しいメニューが買える。(当時はスマホが無かったので、こういう仕組み)

これならスタバに行ける!私はさっそく大学近くのスタバに行った。

 

そして何度かスタバに行くようになって気がついたことがある。

メニュー表をじっくり見てから注文する人もいるのだ。そういう人はレジから離れてメニュー表を見ている。

 

なーんだ、スマートじゃなくていいんだ。

私は気が楽になって、他のメニューも頼めるようになった。

 

もしかして私みたいに、都会ではスマートに行動できないといけないと思っている人はいるかもしれません。でも、スマートじゃなくていいのです。

 

ちなみに、スタバに行けるようになった私は、フラペチーノが好きになった。大学のゼミで発表があると、資料を調べたり、プリントを作成したり忙しい。なので、発表が終わったら、大学近くのスタバに行ってフラペチーノをトールサイズで買って、大学構内の景色の良いところヘ行き、ひとりお疲れさま会をするようになった。その時のフラペチーノは美味しかったなぁ😊