にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

大学受験 スランプから脱出できなかった話・6

最初は、1月に追加した大学から受験スタート。

どうも私はこの一発目で、すべてを使い切ってしまったらしい。
高校3年間、いや、小学校から積み上げてきたありとあらゆる知識を総動員して受験したようだ。

2日後に、もともと併願していた私立大学を受験。


結果は…
1校目→合格
2校目→不合格


そしていよいよ、本命の国立大学前期受験。手応えは…よく覚えていないが、不合格になるとは思っていなかった。

数日経って合格発表の日。当時はインターネットがまだ普及していなかったので、遠隔地の学生には郵便局からレタックスというサービスで結果が伝えられる。

ズラーッと並ぶ合格者の番号を確認する私。
…あれ、私の番号…無い!!!
無いってどういうこと!!!私はしばし状況が飲み込めなかった。

無いということは不合格という意味ですよ、お嬢さん…

あんなに勉強できなくなっていたのに、成績落ちていたのに、私は第一志望の国立大学に合格できると信じて疑ってなかったのだ。「勉強ができなくなった」という現実を受けとめられず、私は何を根拠に第一志望校合格を信じていたのだろう。


呆然としたまま、国立大学後期受験の準備をしなければならなくなった。後期は小論文がメイン。しかし、通常の受験勉強もままならなかった私が、小論文対策なぞまともにできていた訳はなく、付け焼き刃状態で後期試験に臨んだ(続く)