にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

大学受験 スランプから脱出できなかった話・4

夏休みが終わり、学校祭も終わって、いよいよ3年生は受験モードに突入。

実は私は学校祭も不完全燃焼に終わっていた。ここで燃え尽きていれば、また何か変わっていたかもしれないが…(遠い目)

受験モードに入ったものの、スランプから脱出できない私。この頃自分に言い聞かせていた言葉がある。
「大丈夫、大丈夫。これは一時的なものだから…」

学力診断テストで5段階のうちC判定がでても「大丈夫、大丈夫。これは一時的なものだから…」

秋の中間テストで、英語で今までの最低点をとっても「大丈夫、大丈夫。これは一時的なものだから…」


確かに、どんなに勉強していても学力診断テストで悪い判定が出たり、成績が一時的に落ちることはある。しかし、私は「勉強ができなくなっている」のだ。大丈夫「なんかじゃない」のだ。もう私は現状を把握できなくなっていた。

そして、この頃になって私は「気晴らし」を始めた。その頃深夜帯にやっていた海外ホームコメディドラマを見始めたのだ。
しかし、状況は改善しない。それどころか、私はだんだん朝自分で起きられなくなっていった。目覚まし時計を鳴らしてもスイッチを切って、母親が呼びにくるまで布団の中にいた。

今こうして書いていて、完全にあの時の自分はヤバい状況だと思う。本当にどうしちゃった、私?(続く)