にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

がんばっているじゃん、地方議員さん

テレビで国会中継を見ると、アクビしていたり居眠りしていたりする議員が映っていて「何やってんだこの人たちは…」とあきれていた。そのため政治家というのに、いい印象を持っていなかった。

 

そんなある日、私は地元県議会のテレビ中継を見る機会があった。「どうせつまらんだろうな~」と思っていたが、さにあらず。

 

私の地元は田舎の県だ。昨年県外とつながる大きな道路が完成した。そしたら道路が通っている地域から「交通量が増えて危ないから信号機や横断歩道を増やしてほしい」と陳情がきていると言う。

 

また、県外からバイクで来県する人が増えていて、その人たちに「うちの県のどこに魅力を感じたか」実際に聞いてまわったそうだ。

 

それから、私の県は雪が降る。川端康成風に言えば「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」。文章にすればロマンチックだが、現実は雪は事故のもと。県外から来る観光客に雪情報をしっかり伝える必要があると訴えた。

 

へ〜地方議員さんってこんなにがんばっているんだ。こんなに地元の声を聞いて、こんなに県外の人の声を聞いて、こんなに地元の事を考えていて。政治家に対する目が変わった。