にじいろエッセイ

虹のように、いろいろなことをつらつら書くエッセイ

散歩を始めた👟

最近、健康のことを考える機会があり、散歩を始めた。

と言っても1日15分くらいの簡単なものだ。
いや、「簡単」と書いたけど、やっぱ簡単じゃない。

なにせうつ病でずっと引きこもっていた人間が外に出るのは、勇気がいるのだ。

朝の6時半くらいに家を出るのだが、ご近所さんの目がもんのすごく気になる。誰にも会わないように、誰か人がいたらルート変更している。

誰かに会ってしまったら「おはようございます」くらいは言っている。でも、田舎だから「どこの人?」「仕事何しているの?」とか聞かれるんじゃないかとビクビクしているのだ。心の病気で働いていない、と答えることにしているが、(こんないい歳した人が働いていないなんて…)と思われるかもしれないと思うと恥ずかしい。

これは私が勝手に考えているだけで、相手はなんとも思っていないかもしれないけど、やっぱ怖い。
うつ病は恥ずかしい事じゃないけど、「そんなの気持ちの持ちよう」と思う人もまだまだいるので、やっぱ怖い。

でも、散歩自体は楽しい🎵
特に、ご近所で育てている花をみるのが好きだ。紫陽花が咲いたなあとか、ここの家バラ🌹を育てているんだとか、この家の百合、初めて見る品種だなぁとかお花観察をしている。

そして、太陽☀が日増しに力強くなっているのを感じる。散歩を初めて3週間くらいだが、最初は「暖かい」感じだったのに、この2、3日で肌を刺すような感覚だ。


午前中に太陽の光を浴びるのはいいことだと精神科の先生も言っていた。
私の健康への道は千里の道どころか万里の道だ。それどころかやっぱり具合が悪いと「死にたい…」と思うこともある。
それでも私は今日も散歩に行った。最近とんぼの姿を見かけるようになった。